これからの電子ペットを考える

電子ペットに限らず、デジタル機器の世界というのは、めざましい勢いで日々進化をしています。
昔は電池を入れてスイッチを押すとただ前に向かって歩くだけという、シンプルな構造だった電子ペットは、その動きがより精巧で複雑になったり、たまごっちのようなデジタル機器の中で飼育するものが登場したり、さらにはゲーム機の中でペットとコミュニケーションがとれるようになったりと、技術の進歩にあわせてそのかたちもどんどん変化しているのです。

そしてそれは、本格的な動きと感情をもった「アイボ」という形になったり、「ファービー」のような大ヒット商品を生み出したりしていますが、この先さらに時代が変化していったとき、電子ペットはどのように変わっていくのでしょうか?
そんな電子ペットのこれからについて、ちょっと予想してみましょう。

最近の電子ペットの新しい使われ方として、介護のためのコミュニケーショングッズとしての役割が注目されています。

かつては子どものおもちゃであった電子ペットですが、まるで本物の動物のようなやわらかい手触りや、愛らしい表情、そして、製品によっては会話が可能などの豊富な機能は、お年寄りの認知症予防にも効果を発揮することがわかってきています。

実際にいくつかの介護用の電子ペットがすでに製品化され、介護施設などで使われているそうです。
たとえ電子ペットであっても、何かをかわいがり、話し掛けたりさわったりすることは、脳への良い刺激となり、それが認知症の予防や進行を遅らせることにも大きくかかわっているのだそうです。

これからは、少子高齢化の時代。
玩具メーカーも、従来の顧客であった子どもだけでは商売がたちゆかなくなり、大人の市場をターゲットに入れた展開に舵を切り始めています。
今後はこの傾向もあいまって、各社がさまざまな介護用ペットロボットを発売するようになるかもしれませんね。

また、単に遊び道具としての電子ペットではなく、家電製品の総合的なリモコンの代わりをしたり、簡単な家事のアシスタントをするような、より実用性の高いペットロボットも登場するかもしれません。
コンピューターであらゆるものが管理されるようになった時代だからこそ、それを上手に生活のなかで使っていくために、助けが必要な人も増えるはずです。

ペットロボットには、そんな人間のアシスタントという役割もあるのではないでしょうか?

Comments are closed